「エリセラさんご」
文 Katherine Muzik/水木圭子 絵 和田誠
朔北社 2000年
自分が子どもの時読んでもらったのを思い出して、あれもう一度読みたいなあ、と思い図書館で借りました。
オリジナルは1986年にリブロポート社から刊行され、今売っているものは再販版らしいです。再販されるという事は根強い人気がある絵本なのかも。
というかリブロポート社って98年になくなっていたんですね‥
子どもの頃読んだ時は内容はあまりよくわからなかったけど、綺麗なブルーにピンクの小さなプラヌラのデザインが可愛いなあと思った記憶が残っていて、表紙を見てすぐにこの本だとわかりました。
絵は和田誠さんだったんですね!人物がほとんど出てこないのでパッと見 和田誠さんの絵だと気付きにくいけれど、全体を通して絵がとても洒落ていて素敵なのです。
さすがです。
作者のKatherine Muzikさん(もしかして水木圭子は日本語ペンネーム?)は海洋生物学者で、サンゴの研究をしている方のようです。
字は少なく、文章も簡単で日本語と英語が併記されているので、英語でも読めます。
内容は、要するにサンゴの生態です。
生まれたばかりの小さなプラヌラが海を漂うところから始まり、岩に着地して群体を作り我々の良く知るサンゴに成長し、成熟した個体の卵が受精してまたプラヌラが生まれます。
タイトルの「エリセラ」とはどうやら「八放サンゴ」(触手が8本あるサンゴ)の事らしいですが、サンゴの種類てめちゃくちゃ多くて調べてもあまりよくわかりませんでした。
サンゴが卵から生まれて赤ちゃんの時は海を漂っている、というのは子どもにはあまりぴんとこないかもしれませんが、サンゴは実は動物の仲間なんだよーって事が分かれば充分なんじゃないかな。
また、巻末にはサンゴの写真が結構たくさん紹介されています。
私はダイビングとかもした事ないし野生のサンゴも見たことはないですが、ダイビングした事ある人なんかは特に楽しめそうな絵本です。