うどんのうーやん
「うどんのうーやん」
岡田よしたか 作
ブロンズ新社 2012年
3歳〜
岡田よしたか ブロンズ新社 2012年08月
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かなり有名になった絵本なので知っている人も多いかと思いますが。
私はまだ独身だった頃にネットでこの本の噂を聞き、面白そうだと思って本屋で(自分用に)買っていました。
娘には2歳くらいから?読み聞かせていて、少し長いけれど2歳でも充分楽しんでいましたね。
全体にわたって関西弁で、それが独特のゆるさを生み出しているユニークな絵本です。
大人が読んでも笑える台詞回しが沢山あります。
関東民の私が読みきかせると似非関西弁になってしまうのが残念ですが…。
岡田よしたかさんは他にも食べ物が主人公の「〜〜の〜〜さん」シリーズをいくつか出されていますが(「こんぶのぶーさん」、「ちくわのわーさん」、「さくらもちのさくらこさん」等)、話のテンポや台詞のキレなど「うーやん」がトップクラスで面白いように思います。
上記のシリーズに限らず、岡田よしたかさんの絵本は食べ物登場率というか食べ物の主人公率がとても高いですが、顔や手足を一切描かずに擬人化(というのか?)している点がすごい表現力だと思います。豆腐がしょんぼりしてたりするシーンなんかが本当にしょんぼりして見える。
あとこれはうちの個人的な話ですが、うーやんたちの前に河が現れ
「かわです。
『わたるしかないやろ』」
というかなり最高なシーンがあるのですが、娘はこの台詞が好きで、あまりやりたくない事を命令されてぐずっていても(例:ズボンをはきなさい、など)
最終的に、
「もーー ……はくしかないやろ!!!」
などと言って(自分を納得させて?)やってくれていた事が一時期ありました。
あの時はうーやん凄い!!と感謝しました。
絵本の面白い台詞や言い回しを日常で使う、というのはよくありますが、
何かこの台詞は汎用性が高くて良いですね。
他の食べ物シリーズ。
「ちくわのわーさん」
岡田よしたか ブロンズ新社 2011年10月
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ちくわはデザインがシンプルな分少し不気味。鯉のぼりになってみたり巻き寿司になってみたり、ゆるく行きます。
「こんぶのぶーさん」
岡田よしたか ブロンズ新社 2013年03月22日
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こんぶのぶーさん、漫才がやりたくて相方を捜します。「漫才」が何なのか分かっていない幼児にはちょっと難解かも?と思うがどうだろう。
「さくらもちのさくらこさん」
岡田よしたか ブロンズ新社 2019年01月20日
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ずっと男性的なキャラが主人公だったけど、これはめずらしく女性!でもそこは何か一筋縄ではいかなくて、何でか拗ねているひねくれもののいけずなお嬢さん。和菓子だけど優しい女性じゃないって所が面白いですね。